ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅で期待できる最大のメリットは、その呼び方にある通り住宅の建築費用が安いことです。一般的な家造りでは、数千万円もの代金を支払うために、何十年もの返済期間を設定した住宅ローンを契約します。住宅ローンを返済し終えるまでは、家が完全に自分のものとはならず、ローンの返済が家計に重い負担となるでしょう。ローコスト住宅は、ハウスメーカーが設備・建材を大量購入したり中間コスト省いたりすることで、一般的な住宅の3分の1から半分程度まで建築費用を抑えられるとされています。それほど建築費用が安くなれば、住宅ローンの完済までの期間は短くなりますし、月々の支払い負担も軽減できるでしょう。収入が少ない家庭でも、マイホームを持てる可能性が高まります。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅のデメリットは、家の自由度や性能が低いことです。建築費用を抑えるためにハウスメーカーは大量購入した設備・建材を用いるので、注文住宅とは言え施主の好みを反映しにくくなります。もし、自分の好みを反映させ、好きな設備・建材を使えば建築費用が高くなりローコスト住宅のメリットが薄れてしまいます。性能についても、設備・建材を価格重視で選んでいる事が多いので、耐火性や耐震性などが低くなる傾向があります。すべてのローコスト住宅がそうだと言えませんが、安くなっている代わりに性能が犠牲になっていることは覚悟した方がいいです。後で後悔したくないのであれば、家を建てる前にモデルハウスなどでローコスト住宅の性能を確認しておきましょう。
価格が安い事が利点となるローコスト住宅ですが、一般の注文住宅に比べると間取りや住宅設備が決まってる為、オプションとしてカスタマイズを加えると価格が逆に割高になる事も注意しなければなりません。